「不妊治療」って言うとだいたい「えっ・・・?」って親世代に思われる理由と不妊治療の現実
「 不妊治療」って聞くと、少し敷居が高いというか、「自分たちは不妊じゃない」って感じる方も多いと思う。
それは、前の記事でも書いたように、特に男性側はそう感じる傾向が強いと思う。
特に、60代あたりの世代の方々には、かなり「不妊治療」ということに抵抗があるというか、どういうものなのか知識がないのかもしれない。
実際に、子供ができなかったという方は昔から結構いただろうけど、当時まだここまで不妊治療に対しての定義もなかっただろうし。
だから、当時からその治療が進んでいたら・・・と思うこともある。
だからこそ、子供は授かりもの、できないなんて稀なこと、という意識があるのかもしれない。
よく言われたのが、結婚後数カ月で「子供はまだ?」、「子供がんばってね」という言葉。
当時、まだ私はそこまで不妊に対して考えていなかったけど、奥さんにとっては結構傷つく言葉だったのではないかな。
もっと言えば、その言葉がストレスとなり、不妊につながるの!
だから、親世代の方々は、「子供は自然にできるもの」という考えはやめてほしい。
もちろん、みんながみんなそういうわけじゃないし、理解のある方もたくさんいると思うけど。
幸い、私の親は全くそういうことはなく「焦らないで」というスタンスだったので、精神的にはとても助かったと思う。
そして不妊治療の現実は、私が病院へ行ったときに肌で感じた通り、かなり多くの方々が治療を行っている。
実際に周りにも、不妊治療で人工授精なり、体外受精で生まれてきた子も結構いるし、以前より、偏見もなくなってきているんじゃないかな。
今では、クラスの30人に一人は不妊治療で生まれてきているという話も聞いたことがある。
っていうかおもうんだけど、呼び方がよくない気がする!
「体外」、「人工」、「顕微」なんだか自然にできる事と反することをしているような気がする名称だよね。
もっと、柔らかいワードで変えられないものか・・・
とにかく、不妊治療っていうことへの理解はこれから否が応でも深まっていくと思う。
だって、実際に治療している人、治療をするであろう人は、晩婚化、少子化で絶対増えていくから。
だから、理解も医学の進歩も、不妊治療の未来に希望をもっていきたいと思う。
【あとがき】
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